今回は、「日本伝統の結婚式(神前式)」を紹介します。
神前式って初めて聞く方も多いと思います。和服で結婚式するのは知ってるけど、内容はよく分からない方向けに内容を紹介させていただきます。伝統衣装の白無垢や神前式の格調高い雰囲気を知っていただければ、更に興味を引く結婚式スタイルです。
日本伝統文化を知ることで、外国人パートナーやご家族に喜んでもらえること間違いなしです。最高の思い出に残る結婚式にしていきましょう!
1.神前式って?
神前式は日本伝統の
ウェディングスタイル
神前式とは、日本の伝統的なしきたりに沿って結婚の儀式を行うウェディングスタイルです。「家同士を結びつけるのが結婚である」という考え方に基づき、神職と巫女が両家を結ぶ役割をします。
神前式は、神社で行われ男性は紋付き羽織袴、女性は白無垢ベースに華やかな色打掛を着用します。外国人パートナーとの国際結婚の場合、普段和装をする機会がないので記念に残る結婚式となるでしょう。
また海外から招待するパートナーの家族にも、和装にチャレンジしていただき日本文化に触れていただく良い機会となります。私の妻の家族にも和装していただきました。妻の母は、初めての着物で困惑した場面もありましたが、とても喜んでいただけました!
私の母は、海外から着物を着るのを楽しみに来日しました。歩きづらいし呼吸も苦しいとコメントがあったけど、着れてよかった!って喜んでくれました。
神前式は、日本人同士の結婚だけでなく遠い離れた国同士の結婚でも、家族の距離を密接にしてくれる結婚式です。日本文化を通してさらに家族の仲を深めていきましょう。
神前式の詳しい内容紹介
2.神前式のGoodポイントをご紹介
唯一無二なウェディング
スタイルを堪能!
これから結婚式を準備するカップルにおすすめしたい神前式のGoodポイントをご紹介します。教会式の結婚式と比較してみてくださいね。
教会式と神前式をどちらも行った私たちとしては、どっちも行ったほうが記念に残るし楽しめるよ!と言いたいですが、そうも行かないと思います。国際結婚カップルなら神前式を強くおすすめしたいです。
①凛として華やかな婚礼衣装
神前式の新婦しか
着れない白無垢
白無垢は、婚礼衣装として最も格式の高い衣装とされており「純白」や「嫁いだ家の色に染まる」という意味があるためです。
海外でも日本の着物は「Kimono」として通じる様になりました。海外の友人も日本に行ったら着物着て写真を撮りたい!と良く聞きます。日本の着物は海外から熱い注目を浴びる存在となりました。
海外からいらっしゃるパートナーのご家族に和装を経験する機会を持つことができます。神前式は日本でしか経験できないイベントです。
白無垢ヘアアレンジのご紹介
②日本文化の象徴「和」を感じる
洗礼された空間から
羽ばたくカップル
教会式は和やかなムードで結婚するカップルを祝福する雰囲気ですが、神前式は、かなり厳かなムードで式を執り行います。「儀式」という言葉が使われるように、厳格に2人の結婚契約を執り行うようなイメージです。
神前式中は私語厳禁、誓いのキスもありません。儀式を遂行します。日本文化独特の重厚な雰囲気に圧倒されます。結婚するということはどういうことか、しっかり考えさせられる時間でもあります。
神前式が終わると、本当にホッとした気持ちになった記憶があります。これから妻と2人で、地に足をついた生活をしなかればならないこと、愛するパートナーを守って生きることを改めて心に刻んだ瞬間でもありました。
③三献の儀で夫婦の契りを結ぶ
杯を交わし夫婦としての
契を結ぶ
三献の義では、これから夫婦となる2人が神様の前で杯を交わし、夫婦の契りを結びます。巫女からお神酒を注いで頂き、それを飲むことで夫婦として固く結ばれ神の加護を受けることができるとされています。
神前式で用いられるお酒や御饌(お供え物)は古くから神の力が宿るとされている。そのお酒を飲むことで神を宿し、見守っていただくという意味があります。
私の妻はアルコールアレルギーのため、三献の儀は飲む動作だけしています。アレルギー等で飲めない方は事前にウェディングプランナーに相談してみてください。無理に飲まなくても大丈夫です。
またこの後、「親族杯の儀」があります。
こちらは、両家の家族が結ばれるためにおこなうものです。こちらも巫女がそれぞれの杯にお神酒を注ぎ、一同で飲み干す形となっています。神様の元で両家の友好関係も強固なものにできるはずです!
④一番の見せ場「誓詞奏上」
http://www.togo.co.jp/topics/3075.htmlから引用
新郎の最大の見せ場
「誓詞奏上」
神前式の項目の1つに、「誓詞奏上(せいしそうじょう)」というものがあります。誓詞奏上は、神様と両親への結婚の報告と夫婦の誓いを宣言するものとなっています。
神様への結婚の近いと考えると緊張してしまいそうですが、焦らず1字づつ丁寧に読むことを心がけてください。神前式で読み上げる誓詞は、その神社で用意されています。ご安心ください。
もしオリジナルの誓詞を読み上げたい場合は、「結婚報告・夫婦の誓い・締めの挨拶」が含まれていることを確認し制作するようにしましょう。不安な場合は一度ウェディングプランナーに相談することをおすすめします。
基本的に誓詞奏上は新郎が読み上げます。日本人でも普段使わないような難しい言葉が使われている文章になります。難しい漢字にはふりがなは振ってあります。
国際結婚の場合、パートナーが日本語の発音が難しい場合もあります。事前に書面で内容を確認し、式を成功させるために2人で練習してみてくださいね。何事もチャレンジして壁を乗り越えていきましょう!
神前式最大の見せ場となりますので、カッコよく締められるよう準備していきましょう!
⑤参拝の方にお祝いしてもらえる
偶然の出会いにも感謝!
神前式の場合は、神社で行うため参拝されている方もたくさんいらっしゃいます。結婚式をするなら有名な神社で挙げたいですよね。
私たち夫婦の場合は、栃木県にある日光東照宮の隣りにある二荒山神社で神前式を挙げました。土曜日に挙式をしたのですが、宮内は参拝の方で大賑わいでした。たくさんの方から温かい言葉をいただき、とても嬉しい気持ちになったのを今でも覚えています。
晴れの舞台を、たくさんに見られることはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、神前式の醍醐味とも言えます。しっかり胸を張って祝福していただいてください!
⑥結婚式の内容が被らない!
静かな人気を博す神前式
他の人と同じことをしたくないカップルや日本文化を通して海外とのつながりを深めたいカップルにオススメ!
華やかな和装、洗礼された神社、厳かな雰囲気で行われる儀式など特筆するポイントはたくさんあります。今風に言えば、白無垢でインスタ映えする写真だって撮ることも可能です。新婦しか着れないのでとても貴重な写真になるでしょう。
3.神前式まとめ
これから結婚式を挙げる友人に薦めるなら、神前式をオススメしたいです。日本人同士の結婚でも国際結婚でも式の空気感や洗礼された空間での儀式を体験していただきたいです。
教会式の結婚式と大きく異なるのが、挙式費用と招待する参列者数だと思います。神前式の場合、身内だけでの結婚式でも十分式として成り立ちます。むしろ神社の大きさに制限があるので大勢招待することはできません。少人数向けの結婚式におすすめです。
いかがでしたでしょうか。少しでも神前式について知識が深められたら幸いです!これから結婚式の準備をする方が、自分たちに合った式を見つけられたら嬉しいです。
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