日本✕ベトナム国際結婚の説明書

日本人とベトナム人の国際結婚の方法を解説します

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神前式の基礎知識と流れを知っておこう!「日本人が意外と知らない和装結婚式の紹介」

白無垢の女性画像

今回は、日本人でもよく知らない、神前式がどんな結婚式なのか」ご紹介させていただきます。

 

これから結婚式をするカップルには2つの選択肢があります。ウェディングドレスを身に纏い教会で結婚式を行う「教会式」と神社や神殿で和装をし洗礼された空間で結婚式を挙げる「神前式」になります。

 

ぜひ結婚式のスタイルを決める参考としてみてください!

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1.神前式って?起源は?

神社の画像

神前式の源流は室町時代!?

 

日本の神話「古事記」には、結婚の起源とされる男神イザナギと女神イザナミの結婚が描かれています。この2柱が結ばれることで次々と神が生まれ、日本という国が作り上げられたという物語が残されています。神前式とは「古事記」や「日本書紀」といった神話に基づいた儀式でもあります。

 

 

日本の結婚式の源流は、室町時代の武家同士の結婚式となります。室町時代の結婚式は陰と陽の2つの式構成に分かれていました。陰の式では、新婦は白無地の着物を着用します。新郎の家へ行きそこで合杯の礼を行い、酒を酌み交わし縁を結びます。式に参列するのは、新婦と付添人、新郎と式を司る人だけでした。

 

3日後の陽の式では、新婦は一転して艶やかな着物姿で式に参列します。そこで親族固めの杯を交わし、家同士の縁を結び結婚式は終わります。

 

その後、明治33年に大正天皇のご成婚を記念して、日比谷大神宮で行った神前式が全国に広まり、現代の神前式の形が定着したと言われています。

 

  

2.神前式ってどこでできるの?

神殿画像

神前式は神社での挙式が人気!

 

神前式を挙げたカップルが選んだ式場ランキング(ゼクシィ引用)


人気1位

神社(52%)

2位
ホテル内にある神殿(25%)

 

3位
結婚式場内にある神殿(20%)

 

「神前式」は神社で行ったカップルが半数を超えています。私たち夫婦も神社で挙式を行いました。神社の空気感と洗礼された空間での結婚式は緊張しますが、とても良い思い出になったのでおすすめです。

 

 

神前式は親族しか参列できないと思われがちですが、ご友人もご招待・ご参列いただくことが可能です。ただし神社・ホテルや結婚式場の神殿に限らず、収容できる人数に限りがありますので事前に予定人数を確認した上で、会場選びをしてください。

 

 

3.神前式の衣装

和装結婚写真

神前式の目玉はやっぱり白無垢!

 

神前式は、新婦の「白無垢」がポイントになります。白無垢が着たいという理由で神前式を選ぶ女性もいらっしゃいます。

 

新婦の衣装には白無垢以外にも、華やかな「色打掛」やスタイリッシュな「黒引き振り袖」も選ぶことができます!新郎も新婦に合わせ、最も格の高い礼装を身に着け式に臨みます。

 

 

3-1.女性の衣装

白無垢女性画像

和装挙式の王道衣装の白無垢!

 

白無垢は結婚する新婦だけが着ることを許された衣装です。人生に一度きりの大切なシーンを白無垢で彩りましょう。

 

 白無垢の白には「潔白」、「純白」、「嫁いだ先の家風に染まる」という意味があり、これから新しい家にお嫁に入る衣装にふさわしいという、日本らしい理由があります。

 

神前式の衣装の選び方のご紹介

 

白無垢ヘアアレンジのご紹介

 

 

色打掛の女性画像

華やかさ際立つ色打掛!

 

色打掛は白無垢と同格の花嫁衣装です。白無垢は全て白色で作られていますが、色打掛は様々な色でカラフルでゴージャスに作られています。自分の好きな色を自由に選ぶことができることも魅力です。

 

最近では、レース素材をあしらったドレス感覚で着用できる打ち掛け「新和装」も人気があります。また掛下とコーディネートし、自分らしく色打掛の着こなしを楽しんだりする花嫁もいらっしゃいます。お色直しで白無垢から色打掛を纏うのも良いと思います。

 

自分らしい神前式やフォトジェニックな記念写真の撮影に使用することをオススメしたいです!華のある色打掛ぜひご検討してみてくださいね!

 

 

黒引き振袖の女性画像

黒でフォーマルに美しく!

 

黒引き振袖は白無垢とは意味合いが異なり、他の誰にも染まらない」という意味が込められています。このことから「固い貞操」をイメージさせる和装でもあります。

 

また振り袖は未婚の女性が着る着物となります。つまり結婚式が「振り袖を着ることができる最後のチャンスなんです。その中でも一番格式が高いとされるのが、黒引き振袖となります。

 

 

 3-2.男性の衣装

男性の和装画像

新郎は黒五つ紋付羽織袴を! 

 

神前式衣装では、新郎は新婦の衣装の格に合わせた衣装選びが必要となります。新郎が神前式で身につけるのは「紋付き羽織袴」になります。中でも最も格式が高い、結婚式で着られるのが「黒五つ紋付き羽織袴」です。

 

「黒五つ紋付き羽織袴」は名前の通り、背中・胸・両腕の5ヶ所に家紋が入っています。衣装の格は家紋の数で判断することができます。

☆家紋:5つが最も格の高い衣装☆

☆家紋:3つが中格の衣装☆

☆家紋:1つが格式の低い衣装☆

となります。格式が下がると、色のバリエーションが広がりますが新婦の格に合わせることは忘れないようご注意ください!

  

 

4.神前式の流れ

神前式画像

基本的な神前式の流れを紹介!

 

神前式は、入退場を合わせて約30分程度の式(結婚の儀式)となります。神主が斎主、巫女が補助役として式を執り行います。


神前式では誓いのキスはありませんが、結婚指輪の交換を取り入れることができますので、ご希望のカップルは指輪のご用意をお忘れなく。

 

 

「神前式の流れ」

※神前式中はしっかり案内をしていただけますので、完璧に内容を覚える必要はありません。私たちも事前に神前式の練習などはありませんでしたが、問題なく終えております。ご安心ください。

 

STEP1:参進(さんしん)

手水(てみず)でお清めした後、雅楽の演奏とともに本殿へ向かいます。

新郎新婦⇨両家両親⇨親族の順で列を成します。 

 

STEP2:修祓(しゅばつ)

修祓とは罪や汚れをはらい心身を清めることを言います。

神主が祓詞(はらいことば)を奏上後、大麻(おおぬさ)で新郎・新婦ならびに

ご参列された方の汚れをはらいます。

 

STEP3:献饌(けんせ)

献饌とは、神に感謝し供え物を神前に供えることです。

事前に神社側で行う場合もあり、省略されることもあります。

 

STEP4:祝詞奏上(のとりそうじょう)

神主が新郎・新婦の結婚を神に奉告し、加護を祈ります。

 

STEP5:誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎・新婦が神前に進み、誓いの言葉である誓詞を読み上げます。

基本は新郎が読み上げを行います。

 

STEP6:三献の儀(さんこんのぎ)

新郎・新婦が3つの杯で御神酒を交わし、夫婦の契りを結びます。

3回に分けて御神酒を飲むことから「三三九度」と言います。

※アルコールアレルギー等の方は、飲むふりで大丈夫です。

 

STEP7:玉串奉奠(たまぐしほうてん)

「玉串」とは榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけたものです。

神様と人の心をつなぐ橋渡し役とも言われています。

巫女から受け取った玉串の根本を神前に向けて供え

「二拝・二拍手・一拝」をします。

 

STEP8:指輪交換の儀

新郎から新婦へ⇨新婦から新郎の順で結婚指輪の交換を行います。

 

STEP9:巫女舞奉奏儀(みこまいほうそう)

雅楽の演奏に合わせて、巫女がお祝いの舞を奉奏します。

新郎・新婦・ご参列一同に福を授けます。

(神社によっては省略される場合もあります)

 

STEP10:親族固めの杯

ご家族の皆様の前に用意された杯に、巫女が御神酒を注ぎます。

全員が起立し、その御神酒を飲み干すことで、両家が親族の契りを

交わした証となります。

※お車でお越しの方は、飲むふりで大丈夫です。

 

STEP11:集合写真

神前に拝礼し、無事神前式を執ち納めます。

その後、神殿を背景に集合写真の撮影を行います。

参拝されているお客様から一番の注目を浴びる時間となります。

祝福していただけると嬉しくなりますよ!

 

神前式はここで終了です。


お食事会がある場合は着替えた後、会場に向かうことになります。私たちの場合は、フォーマルなワンピースとスーツで食事会には参加しました。特に女性は和服では帯がきついため食事が取りづらいのでご注意ください。

 

 

5.神前式の費用(費用公開)

お札の画像

神前式+お食事会費用は80万円

 

神前式がリーズナブルになるポイントは3つ!
☆ポイント1☆
会場使用(借用)料が安い

最初に神社に対して「初穂料」を収めます。栃木県の二荒山神社の初穂料は8万円です。教会式の場合平均は、10~25万円となります。

 

☆ポイント2
招待する人数が少ない

神前式の場合、会社の上司や旧友を招待することは問題ないですが、親族のみで挙式をされる方が多いです。お食事を用意する費用が減ったり、引き出物を用意する必要がなくなったりと出費を抑えることになります。

 

☆ポイント3☆
衣装代が安い

ウェディングドレスも白無垢も上を見ればピンきりではありますが、和装のほうがリーズナブルな価格でレンタルすることができます。ウェディングドレスは平均20万となりますが、妻がレンタルした白無垢は4万円でした。


また神前式の場合、食事会場でのお色直しで違う和装をすることもできますが親族だけの場合、着物からフォーマルなワンピースやスーツに着替えるカップルもいらっしゃいます。結果的に費用を抑えることに繋がります。

 

神前式の費用詳細はこちら

 

 

6.神前式感想(筆者夫婦)

神前式

 

最後に日本で神前式、ベトナムで教会式の結婚式を挙げた国際結婚夫婦が神前式の感想をまとめていきます。

<神前式の良かった所>

◎結婚の重みを神前式で再確認できた
◎非日常の洗礼された空間での挙式は一生の思い出
◎妻の白無垢姿は一生に一度しか見れない
◎海外の両親も着物を体験していただけた
◎日本文化の共有により、家族の絆が深まった
◎結婚式の準備がすごく楽だった
◎着物は体型を気にしなくて良い
◎親族のみなので、気が楽です
◎ウェディングフォトで着物はとても映えます!

 

<神前式で大変だったこと

▲参拝のお客さんが多く、恥ずかしかった
▲衣装が着慣れず動きづらかった(短い時間なので我慢)

 

教会式と神前式の両方を行った夫婦ですが、準備も神前式のほうが決め事が少ないので楽です。そしてリーズナブルに挙式できるので、親族だけで行いたいカップルにオススメしたい結婚式です。

 

また国際結婚カップルは、日本文化を海外の両親と共有する有効な機会となります。日本の着物は海外で「Kimono」として昨今注目を集めています。海外からいらっしゃる家族に貴重な経験をしていただくため、着物へのチャレンジを勧めてみてください。また親族固めの杯で更に家族の愛を深めてみてくださいね! 

 

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