今回は、「日本人配偶者ビザと行政書士」について紹介します。
国際結婚の手続きから日本人配偶者ビザ手続きまでは最短で2ヶ月を要します。外国人パートナーの国から必要書類を送ってもらったり、入館管理局に出向いて手続きを行う必要があるため、複雑で難しいです。
またカップルによって年齢差や収入などの条件もあるので、申請の難易度も変化します。ビザ申請にお困りの場合は、行政書士への依頼を検討してみてくださいね。
1.行政書士ってどんな人たち?
行政書士ってどんな資格を
持ったプロなの?
行政書士は、行政手続きを専門とするプロの法律家です。国際結婚に関する手続きだけでなく様々な分野の公的書類を作成する仕事を生業としており、公的な認可を取得するプロです!
<行政書士のお仕事例>
・ビザ取得の代行
・遺言書の作成や相続手続き
・飲食店、建設業、運送業など様々な業種での許認可申請対応
・中小企業の経営支援コンサルタント
などなど!
国際結婚の手続きで認可されなかったり、書類作成で困ったことがあれば、行政書士さんへ相談してみましょう!
2.行政書士に依頼すべきカップル
どんな場合に行政書士に
相談すればいい?
日本人配偶者ビザの申請はカップルの状況によって難易度が変わります。知り合いのカップルが何も問題なく手続きを完了させても、あなた達と年齢差があったり収入差があれば状況は変わります。
年の差カップル
交際期間が短いカップル
手続きの際、カップルにそのつもりがなくても結婚詐欺を疑われる状況となります。結婚理由書やカップルとしての証拠を示す必要があります。手続きの難易度が高いため行政書士へ相談がおすすめです。
日本人側の年収が200万以下
無職の場合
結婚手続きの書類には、結婚後のビジョンを記す必要があります。世帯収入が月20万未満の場合は、結婚後の生活が困難であると見られます。
離婚歴がある場合
前回の結婚でなぜ離婚したか説明が必要です。今回結婚するパートナーが同一の国だった場合、更に説明の難易度が難しくなります。
外国人側に問題がある場合
留学生で学業に問題がある、ビザで許可された時間以上にアルバイトをしている、オーバーステイの履歴がある、犯罪歴があることに該当する場合は個人での申請はかなり難しい状態です。専門知識をもった行政書士にご相談ください。
個人で申請して不許可の場合
行政書士に依頼する場合費用が発生します。上記の項目に該当しない場合は、まず自分たちで申請してみても良いと思います。何らかの理由で不許可になった場合は、行政書士への依頼を検討してみてください。
相談できる人が居ない場合
あなたの近くに実際国際結婚したカップルが入れば、経験談を聞くことができますが、なかなかいらっしゃいませんよね。どうして良いか分からない場合は、僕に相談していただいても大丈夫ですよ!
国際結婚の手続きをまとめた記事を書いています。こちらを確認して分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
3.行政書士がしてくれること
依頼する最大のメリットは
安心感!
行政書士に手続きを依頼する、最大のメリットは安心感です。一般の方は再婚しない限り、手続きをするのは人生で1回切りです。でも行政書士は、様々なパターンのカップルを国際結婚させた実績をもつプロです。
国際結婚を考えているあなた、国際結婚の手続中のあなたに質問です。
「最終目的は何ですか?」
国際結婚手続きを無事に終えることですか?
私は、愛するパートナーと国際結婚生活を満喫することだと考えています。サクッと手続きをクリアーし幸せな生活をスタートさせるために、行政書士への依頼を行う考え方も有りだと思います。
4.行政書士に依頼する上での注意ポイント
行政書士の
得意分野をチェック!
行政書士事務所によって、国際結婚の手続き内容で得意分野が異なります。どの国の対応が得意か、留学生との結婚対応件数が多いなど自分たちの状況とマッチした行政書士事務所を選択したほうが、認可の確率は上がります。
また認可されるまで親身に対応してくれる行政書士を探してください。相手はプロの仕事人です、必ず最後まで付き合ってくれるパートナーを探しましょう。不認可の場合は全額返金されるかもポイントになります。
成功報酬型か前払いか
必ずチェック!
依頼する側の心理としては、お金を払うんだから100%認可されるよね!という気持ちだと思いますが、これまで説明してきたようにカップルによって申請の難易度が変わる場合もあります。
そのため、行政書士を通しても不認可となる可能性があります。不認可となった場合の支払いはする必要があるかどうか確認をしてください。
基本料金+オプション料金を
チェック!
行政書士事務所によって、国際結婚手続きプランや料金設定があります。申請の難易度が上がる場合に発生するオプション料金です。
基本料金かと思っていたら、年の差や再婚の申請が必要なため金額が多めにかかる場合もあります。依頼前に打ち合わせを行い確認してください。
※行政事務所によっては、初回面談から面談料を徴収する場合もあるので、訪問の際は電話かホームページで確認してから訪問しましょう。
5.日本人配偶者ビザ取得代行に必要な料金
安いの??高いの??
日本人配偶者ビザ取得費用(申請までサポート)
パートナーが海外在住で日本へ招へいする場合
⇨9万円
◎すでに日本滞在用のビザ(留学ビザ、就労ビザ等)を持っており、
日本人配偶者ビザへの変更の場合
⇨9万円
日本人配偶者ビザ取得費用(依頼のみで完結)
パートナーが海外在住で日本へ招へいする場合
⇨13万円
◎すでに日本滞在用のビザ(留学ビザ、就労ビザ等)を持っており、
日本人配偶者ビザへの変更の場合
⇨13万円
こちらがオプション料金となっています。内容によって金額が異なりますので、依頼する行政書士事務所へ確認してみてください!
行政書士のライトサポート(申請理由書の添削と書き方レクチャー)だけで自分で申請する場合は~6万円が相場でした。認可が難しそうな条件がある場合は、行政書士への依頼を検討してみてくださいね!
6.まとめ
外国人パートナーとの幸せな生活を日本で始めるには、日本人配偶者ビザの取得が必須です。私たちは自分達で書類を書いたり申請を行いましたが、手探りな状況で認可されるか不安でした。
日本人配偶者ビザは必要書類を提出してから、審査結果が出るまで約3週間掛かります。早く日本人配偶者ビザが必要な方は、必ず行政書士に依頼し確実に申請を進めてください。
不認可となり1ヶ月時間を失うことは、ストレスですし不安です。そしてあなた達の予定も完全に崩れてしまいます。
的確な状況判断をおこない。スムーズに幸せな結婚生活に入れるよう準備していきましょう!
国際結婚に関する手続き