今回は読者さんから質問をいただいた、「国際結婚の場合って両家の顔合わせってどうやってやったの?」という質問にお答えしていきます。
住んでいる国が違う場合、場所も文化も違うので、どうしたら良いか分からないですよね。
実際に私たちが行った顔合わせをご紹介します!これから外国人家族と顔合わせ予定のあなたに参考になれば幸いです。
1.両家顔合わせの場所
私たちは東京で
顔合わせをしました
日本とベトナムの両親がいたら、どっちの国のどこでやるの?って悩みますよね。私たちの場合は、東京の新宿を選びました。
新宿を選んだ理由は、妻の両親が日本に行ってみたいと言ってくれたこともあり、妻の両親が私たちの自宅に宿泊できたことがあります。
僕の両親が新宿にアクセスしやすかったこともポイントです。
◎個室があるお店
◎コース料理があるお店
◎騒がしい居酒屋やカフェは選ばない
◎座敷に慣れない外国人のために椅子があるお店が好ましい
◎お酒が提供されるお店(少しお酒が入ったほうが場が和みます)
顔合わせなので、個室のあるレストランがマストです!
個室でないと、周りの目もあるので緊張した姿を見られちゃいます・・・
ベトナムの両親に
日本食を紹介
妻の両親に、日本を知ってもらいたいという思いで和食を選びました。ベトナム人に日本食が口に合うのか・・・という問題がありますが、事前に妻から「これなら食べれるんじゃないか?」という料理を選んで和食のコース料理を準備しました。
ベトナム人が苦手な日本料理は、甘めの味付けをする煮物や刺し身(ベトナムでは生で魚を食べる文化が浸透していません)などがあります。また調味料(醤油、マヨネーズ、ケチャップなど)も日本とベトナムでは味が異なります。国が変わると食べ慣れないものが多いんです。
ベトナム人が食べやすい日本料理は天ぷら、焼き魚、ステーキ、骨付きチキンなど素材の味を味わうものや薄味の料理を好むと思います。和食は一つ一つの料理に工夫がされており見た目もきれいなので、ベトナム人両親に気に入っていただけると思います!
2.顔合わせの服装
文化が違う国同士で
何を着たらいいの?
両家が集まり親睦を深めるための「顔合わせ食事会」国際結婚では、初めて両親同士が会う貴重な機会となります。まず国が違えば文化も異なるので、服装で雰囲気にズレが生じないように注意が必要です。
国際結婚で難しいのが両家の「格」を合わせることです。例えば、日本側がフォーマルな服装でベトナム側はカジュアルな服装だと違和感となってしまいますよね。
当日、服装でチグハグな集まりに見えないよう、事前に何を着ていくか当人同士で話して両親に伝えておく必要があります。
2-1.男性の服装
男性はブラックスーツで
爽やかな印象を!
男性はフォーマルスタイルならブラックスーツ、和装なら紋付羽織袴とされています。しかし実際のところは、私の友人もブラックスーツで顔わせをした方が100%です。迷ったらブラックスーツを選びましょう。
◎シャツは白か薄いブルー
◎ネクタイは派手すぎない色をチョイス
◎靴と靴下とベルトは色を合わせて黒がおすすめ!
◎髪型は短く爽やかに!
◎腕時計は忘れずに
※就活スーツスタイルをベースにコーディネートしよう!
顔合わせなので爽やかな雰囲気を身に纏うようにコーディネートしましょう。事前にスーツやシャツにシワがないこと、靴はピカピカに磨いてあることを確認してください。
お店によっては、靴を脱ぐ場合もあるので靴下に穴が空いていないかも要チェックポイントです!
顔合わせを行う時期が、夏の場合ノーネクタイとすることも可能です。その場合は両家で合わせるよう事前に連絡を忘れずに!
2-2.父親の服装
大人シックにブラックスーツで
両家の顔合わせは親同士の初めましての場となりますが、主役は大人ではありません。主役のに合わせた服装を心がけてください。
顔合わせを慶事と考え、ネクタイは白またはシルバーを選んでも大丈夫です。ただし派手すぎる柄のネクタイは避けるようにしてくださいね。
2-3.女性の服装
上品&清楚なコーディネートで
良き第一印象を!
女性はジャケット&スカート、ワンピース、振り袖の中から服装を選んでください。主役でのお祝いの席となるため、バックやアクセサリーで品良くアピールしていきましょう。
ただし、派手すぎたり過度な肌の露出は避けて服を選ぶようにしてください。大好きな彼のお母様からの印象は大切です・・・。
2-4.母親の服装
エレガントなコーディネートで
母親はスカートスタイルまたはワンピーススタイルが良いでしょう。よそ行きの服装を意識ししつつ、主役の2人より派手にならないように注意してみてください。
妻のお母さんはアオザイを着てくれました
日本で標準とされている服装のスタイルをご紹介させていただきましたが、全て従う必要はありません。主役の2人が、どんな場にしたいかでアレンジしてみてください。
特に国際結婚の場合は、服装の調整が難しいかと思います。スーツとアオザイも正装なので大丈夫ですよ!自信を持って準備を進めていきましょう!
3.両家言葉の問題
両親同士が顔を合わせる機会は
滅多にありません
国際結婚の場合、両親同士が直接言葉を交わす機会は滅多にありません。顔合わせで、新郎新婦で言葉の通訳に不安がある場合は、プロの通訳を依頼しましょう。確実にコミニュケーションが取れる状況を準備すべきです。言葉が伝わないだけで、顔合わせは台無しになります。
私たちの場合は、妻が日本語とベトナム語の通訳をしました。元々、日本語教師の資格を取得するくらい日本語が堪能な妻だったので、お願いすることが出来ましたがそうではないカップルもいらっしゃると思います。
4.顔合わせ当日のスケジュール
1.両家集合
顔合わせは、集合から始まります。集合時間に遅れないよう5分前行動を心がけてください。国際結婚の場合は、海外から両親が来日しホテルに宿泊する場合もあります。両親が迷わないよう集合場所に案内してくださいね。
また、集合場所に先に両親だけが到着している事の無い様にしてください。言葉が分からないのにどうして良いか困惑した状況はイライラを招きます。今回の顔わせの主役は結婚するお2人です。顔合わせの雰囲気が悪くならないよう、第一印象良く爽やかに、集合場所でご両親を迎い入れてください。
2.始まりの挨拶
お食事会場での座る位置の確認は大丈夫ですか?
入り口から遠い席から新郎父親、新郎母親、新郎の順で着席し、新婦のご両親がその対面に座る形となります。
両家が集合したら、始まりの挨拶となります。
新郎または新郎の父から、顔合わせの趣旨とお集まりいただいたことへの感謝の言葉を簡単にご挨拶いただきます。
3.両家紹介
新郎の両親⇨新婦の両親の順で紹介+自己紹介の形でご家族を紹介するのがスムーズだと思います。ご両親同士のファーストコンタクトとなりますので、情報は多いほうが良いです。
さらに国際結婚の場合は、国が異なるので普通の自己紹介+住んでいる場所、ご職業や普段の生活などご紹介していくとお話も盛り上がると思います。結婚する相手の国の方がどんな人なのか分かれば、両親も安心して子供を送り出すことができます。
4.婚約記念品の交換/婚約指輪紹介
婚約記念品の交換となりますが、婚約記念品を用意しない場合も増えています。事前に両親とどうするか良く確認しておきましょう。
婚約記念品がない場合は、婚約指輪または結婚指輪のお披露目を行います。こちらも用意があれば・・・となりますので、ない場合は割愛してしまって問題ありません。
5.記念撮影
ここで記念撮影をしておきましょう。
お食事やアルコールが入る前に最高の笑顔で記念写真を残して置くと後で見返した時に良い思い出になりますよ!
6.乾杯と歓談
乾杯の挨拶は、誰がという決まりはありませんが新郎の父親が行うことが多いです。不在の場合は、新婦の父親にお願いしてください。
お食事が始まったら、お互いの幼少期の話や結婚式やこれからの生活の話題で楽しい時間を演出してください。コミニュケーションが取りづらいと感じる場合が多いですが、焦らずゆっくり話せば盛り上がります!
7.締めの挨拶とお礼
締めの挨拶は新郎から!
顔合わせのために集まっていただいた両親に感謝の気持ちとこれからの結婚に向けての抱負を話せたら完璧です。最後は新郎がキッチリ締められるよう気合を入れてくださいね!
5.両家の顔合わせまとめ
日本とベトナム家族の初めての顔合わせで1番重要な問題は、コミニュケーションです。お互いの国の言語が理解できない場合、ただ顔を合わせただけになってしまいます。
国際結婚の場合、結婚しても親同士が直接やり取りすることはありません。それは言葉の問題です。そのため、結婚前の顔合わせはお互いを知る重要な機会です。結婚する2人が今後お互いの両親と良い関係が築けるよう、会話が出来る準備に力を入れてみてください。
次はいよいよ結婚式の準備です!