今回は「日本人配偶者ビザを取りやすくする5つの準備」を紹介します。
外国人との国際結婚で結婚後日本に住むには、日本人配偶者ビザが必ず必要となります。結婚前から、これから紹介する方法を実行しておけばスムーズにビザ取得・変更に進むことができます!
それでは日本人配偶者ビザの勉強をしていきましょう!
1.日本人配偶者ビザ取得要件を確認
日本人配偶者ビザ申請には
条件や審査基準があります
何も知らない状態で申請を始めてしまった場合、無駄足になってしまったり条件によっては行政書士への依頼が必要となるケースがあります。
収入・預貯金や資産の証明
国際結婚後、2人が日本で生活できる収入があることを証明する必要があります。例えば、国際結婚する2人がどちらも無職で収入源がない場合、結婚後生活を営むことはできません。
明確な 収入の基準は開示されていませんが、世帯収入で月20万円以上を目安にするのが良いと思います。
真実の婚姻であること
日本人と外国人婚約者がお互い本当に愛し合い結婚しているか?ということです。偽装結婚でないことを提出資料や書類で証明する必要があります
・どうやって交際が始まったのか?
・連絡のやり取り履歴(LINE等の履歴証明)
・会った回数
・結婚に至った経緯
・カップルの2ショット写真
・それぞれの両親とのやり取り、写真
証明書類を準備し偽装結婚ではないことをアピールすることが大切です。
特に年齢が離れたり、交際期間が短い場合は審査員も疑って掛かりますのでしっかりと事実を伝える必要があります。
普段の素行が良いこと
外国人パートナーに 犯罪歴やオーバーステイ等の経歴がある場合は、日本人配偶者ビザの取得が難しくなります。現在の在留資格の活動を行っていない方も対象者となります。(留学ビザなのに学校に行かず遊んでいる等)
2.日本人配偶者ビザ認可に向けた準備
外国人パートナーとの婚約手続きが完了すると、日本人配偶者ビザへの変更手続きが必要となります。実は婚約手続きよりもビザ変更のほうが難易度が高いんです。
日本人配偶者ビザ変更には、出入国在留管理局の厳しい審査を通過しなければなりません。申請をスムーズに通過できるようチェックポイントと対策をしていきましょう!
これから紹介する内容は、「結婚詐欺」、「信頼できる人」を出入国在留管理局に証明するための証拠集めになります。特に交際歴が短いカップルや年の差カップルは、証拠集めに力を入れるようにしてください。
2-1.お互いの両親と写真を撮る
国際結婚の場合、お互いの両親と会える機会は多くはありません。海外旅行で訪問した際、ご両親へ結婚のご挨拶をしに行くときは必ず写真に残してください。ビザ申請時の証拠として必要となります。
また結婚前の実家訪問は、自分が結婚詐欺をされないために欠かせないイベントになります。外国人パートナーから聞いていた情報と差異がないかしっかり自分の目で見て確認してください。違和感を感じたまま国際結婚はしないでください。
ビデオチャットでも両親と話すことはできますが、直接合うほうが証拠としてはやはり強いです。どうしても現地訪問できない方は、ビデオチャット風景を写真に残しておくことになりますがあまりお薦めはできません・・・。
海外の両親へとの付き合い方の紹介
2-2.デートに行ったら写真撮影
パートナーとの写真は、多いほうが真実の愛の証明材料となります。
日本への短期滞在ビザ・日本人配偶者ビザの申請で偽装結婚ではないことを証明するため30枚必要となります。普段あまり写真を撮らないカップルは、結婚を意識したらどんどん写真を撮っておきましょう!
<撮影時の注意点>
・2ショット写真
・家族や友人が一緒に入るとgood!
・デート先で必ず1枚撮るように
30枚って多くない!?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、真実の愛を証明するために5枚しか写真がないカップルと100枚写真のあるカップルでは検査官は後者に承認を出します。検査官はカップルのバックグラウンドを知らないので、証拠書類は多いほうが良いです。
私の友人は、証拠写真だけで500枚提出した方もいらっしゃいます。スムーズに1回でビザ承認を得るには、多すぎるくらいに資料を準備することをオススメします。
外国人パートナーが喜ぶ写真の撮り方
2-3.LINE、ZALO等の連絡履歴を残しておく
外国人パートナーとの通話・会話履歴を残しておいてください。
日本への短期滞在ビザ・日本人配偶者ビザを申請する時に、偽装結婚ではないことを証明するため連絡履歴が証拠として提出できます。過去の電話履歴・メール・LINE等の履歴は消さずに保存しておいてください。
私たちは、ずっとLINEでのやりとりをしていたので、メッセージ内容をスクリーンショットで撮影し証拠書類として提出しました。
2-4.外国人パートナーの素行は?
日本に滞在する外国人は、目的にあったビザを取得し滞在しています。
例えば、留学ビザであればちゃんと授業に出ているか、成績を維持しているか、アルバイトで週28時間以内の勤務時間を守っていることが重要です。基本的なことですが、意外と守れていない方がいるもの事実です。
留学生の場合は、週28時間以内のアルバイト時間を超過してしまう事が多く、相談を受ける事が多いです。虚偽申告はせず素直に申告し、指摘が合った場合は反省文を出すようにしましょう。
また母国で犯罪や警察のお世話になったことがある方も、日本人配偶者ビザの取得が難しくなります。この場合は、個人での申請は困難なので行政書士へ依頼が必要です。
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2-5.出会いの経緯を思い出す
外国人パートナーとの出会った経緯を思い出してください。日本人配偶者ビザ申請には、どうやって出会い恋に落ちたかをロマンチックに記載する必要があります。
私たちの場合は、社会人バトミントンサークルで運命的な出会いをし、デートを重ね結婚に至った経緯を細かく文章化し書類を作成しました。
忘れないうちに恋人と「いつ」、「どこで」、「どのように」恋に発展したのかメモしておきましょう!
3.まとめ
日本人配偶者ビザ申請で、知らないと焦ってしまう情報をご紹介しました。
・カップル写真
・両家両親とのコミニュケーション
・パートナーとの通話履歴
・外国人パートナーの素行問題
・出会いの経緯の記載
これがあれば、日本人配偶者ビザへの変更は簡単になります!集められる情報は残こせるよう、これを読んでいただいたカップルさんは準備を進めていきましょう。
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